概要
Operetta Dueから2012年にリリースされたPC向け女性向けAVG
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攫われた敵国で、敵国の男性の妻となり、夫やその周囲の人間と触れ合った主人公が掴み取る未来とは…?
主人公は、ナァラ(名前変更可)という南方の国「ルス」で生きる少女です。ナァラは幼い頃、事故で父を失い、北方の国「ナスラ」に母を攫われ、幼くして両親を失ってしまいます。
ルスやナスラがあるこの大陸では、主に女性がかかる不治の病「腐死」が蔓延しており、女性が激減してしまっていました。ナスラはこの「腐死」の非常に影響が大きく、ルスなどの他国から女性を攫っていました。
ナァラの母はナスラの襲撃の際に咄嗟にナァラを隠し、ナァラは恐怖で震えながらも、なんとか難を逃れます。それから数年、ナァラは父の友人であった国王一家に養女として迎え入れられ、義兄であり国王のオーリの許嫁として安息の日々を過ごしていました。
しかし、突如ナスラ軍が襲撃し、ルスから女性を攫おうとします。幼い頃に母を攫われた無念と無力感から剣の鍛錬に励んでいたナァラは、ナスラ軍から民を守るために戦いますが、奮闘むなしくナスラの国王トーヤに敗れ、攫われてしまいます。
攫われた先のナスラでは、男性が女性を選ぶのではなく女性が男性を選ぶ、無理やり女性に手を出した男性は死罪になるという法をトーヤが定めていました。無理やり連れてこられたとはいえ少しでも幸せになって欲しいというトーヤの姿勢やナスラの男性からの求愛に、最初は敵意や反発を持っていたルスの女性たちも徐々に絆されていきます。
しかし絆されないどころか、絆された人間を裏切者とみなし、更に敵意と反発を強める女性もおり、ナァラの親友であるシャルもその内の一人でした。シャルは気が強く活発なタイプの美人なのですが、実はナァラのことを特別な意味で愛していました。そのため、ナァラがナスラの男性のものになる未来など到底受け入れることができず、何とかしてナァラだけでもルスへ逃がそうと画策します。
しかしその計画は露見し、自分のせいだとシャルを庇ったナァラは、シャルに与えられる罰を代わりに受けることになります。ここから、メイン攻略キャラクターのトーヤ、スレン、ノールの妻になる個別ルートがスタートします。
メインの攻略キャラクターは、王の「トーヤ」、軍事司令官の「スレン」、王の側臣「ノール」の3人です。そして、メインの攻略キャラクターのルートから派生するサブの攻略キャラクターとして、薬師の「ルジ」、スレンの弟分の「ナラン」、大臣の一人息子の「セフ」の3名が登場します。この他にも、ノールの秘書の「エスタ」とナァラの従者の「ウル」にもエンディングが存在しています。
サブの攻略キャラクターたちのお話では、基本的にナァラは「メインの攻略キャラクターの妻」という状態からのスタートになるため、これが非常に良いアクセントになってきます。
敵国ナスラにおいて、ナスラの男性の妻となり、夫やその周囲の人間と触れ合ったナァラが掴み取る未来とは…?
作りこまれた世界観とシリアスなストーリーの中で、甘く切ないラブも愛憎渦巻くドロドロとしたラブも楽しめます。異世界ものやシリアスなストーリーがお好きな方は、是非プレイしてみてください!