概要
Tennenoujiから2009年にリリースされたPC向けBLアドベンチャーゲーム
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ある日突然ふってわいた人生最大のチャンス!ジャンは『ラッキードッグ』の二つ名に恥じぬズバ抜けた運の良さを見せつけてチャンスをものにできるのか⁉
舞台は禁酒法時代のアメリカ東海岸にあるという架空の貿易都市・デイバン。欧州からの移民とその子孫、中でもイタリア系が多数を占めるデイバンには、古くからマフィアが浸透していました。その一つであるCR:5(シーアールファイブ)は、戦前からイタリア系移民を庇護しつ続けながらも、デイバンの利権をほぼ掌握し、勢力の拡大と急激な蓄財を進めていました。順風満帆に見えたCR:5ですが、突如、5人の幹部のうち若手4人が連続逮捕されるという前代未聞のスキャンダルにみまわれます。
物語の主人公は、CR:5の構成員、ジャン・カルロ(名前変更不可)。彼はズバ抜けて運が良いことから、『ラッキードッグ』という二つ名で呼ばれていました。幼い頃に両親を亡くしながらも、歩いていてダイヤの指輪を踏んづける、馬券は絶対あたる、形見のペンダントも何があっても手元に戻ってくるなどなど、彼の運の良さに関する話題は事欠かない程でした。そしてその激運のおかげかはたまたその人柄のおかげか、ファミリーの年寄り連中、顧問の爺様方やボスにも目をかけられていました。
ジャンは刑務所とデイバンの街を行ったり来たりしていましたが、特に苦労を感じることもなく、脱獄が趣味と化していました。幹部逮捕という組織の危機も刑務所内で知り、逮捕された幹部が同じ刑務所に来るのを見ていましたが、自分は上層部ではなくどうしようもないということで、まったりと牧歌的な刑務所ライフを過ごしていました。
そんなジャンの元に、ある日、ボスから手紙が届きます。そこには、ジャンを新たな幹部として迎えること、刑務所に収監された4人の幹部を連れて脱獄した暁にはボスの座を譲ることが記されていました。突然転がり込んだうまい話に、尻尾を振って飛びつく…というよりかは首を傾げるジャンでしたが、人生最大のチャンスということで持ち前の運の良さを見せつけて脱獄すること決めます。
ジャンは他の4人の幹部と力を合わせて脱獄・逃亡する中で彼らと触れ合い絆を深めていきますが、帰還したデイバンではギャング・GDとの熾烈な抗争が待ち受けていました。
そもそもなぜ4人の幹部が連続逮捕されたのか?組織内外で暗躍する影の存在とは?ジャンは信頼する仲間と共に抗争に打ち勝ち、無事にCR:5のボスの座を手に入れることができるのでしょうか?